先輩アスリート夫婦14組からわかった! 大谷翔平&真美子さんがベストカップルな理由

(写真:時事通信)

3月15日、メジャー開幕戦のため、韓国・仁川国際空港に降り立った大谷翔平(29)。傍らには新妻の田中真美子さん(27)の姿が。

真美子さんは元バスケットボール選手。じつはアスリート同士の結婚は多いのだという。そこで、本誌は14組のトップアスリート同士の結婚を分析。すると、大谷夫妻の今後が見えてきた。

《彼女曰く『すれ違いざまに挨拶してくれた』というんですけど(略)。練習施設の中の廊下だって》

「Number Web」(3月2日配信)のインタビューで、大谷は妻との出会いをこう語っている。

「練習施設での出会いは、スポーツ選手同士ならではですね」

そう語るのは、芸能リポーターの菊池真由子さんだ。4万件以上の夫婦の悩み相談に乗ってきた夫婦問題研究家の岡野あつこさんもこう語る。

「お互いに“戦い”を知り、アスリートの孤独も経験しているからこそ、奥さんは大谷さんがつらいときの“空気”もわかり、ケアも自然体にできると思います」

■「自立しつつ、ともに過ごせる理想の相手」

まず、出会いの仕方が理想的だったのでは、という指摘が。

「谷亮子夫妻は、オリンピック選手村で出会いました。パリ五輪が内定しているスポーツクライミングの楢?選手も、選手合宿で出会った野口選手と結婚しています」(菊池さん)

大谷ほどの大選手ともなれば、出会い目的で近づいてくる女性も多い。しかし、競技者として出会ったことで、「大谷選手も、安心して交際に至ったのではないでしょうか」と菊池さんは予想する。

真美子さんはすでに競技を引退したと伝えられている。

「鈴木誠也選手、ダルビッシュ有投手と、違う競技の選手だった妻が引退後に、海外で活躍する夫をうまく支えているケースは多い。子供のころから練習にあけくれたつらさも共有でき、壁にあたったときのよき相談相手にもなれますよね」(菊池さん)

ともに海外を転戦する現役のアスリート同士で結婚したのが、伊達公子とミハエル・クルム。しかし、“すれ違い”が生じ、結婚15年で別々の道を選んだ。大谷夫妻の場合、すでに妻は引退しているので、すれ違いの心配は少ないだろう。

「アスリートは自分のメンタルとの戦いもあり、精神的に自立しています。互いに自立しつつ、ともに過ごせる、そんな理想の関係を築いていけそうですね」(岡野さん)

■大谷が“かわいい男の子”に返れる存在

一方、妻が別競技のアスリートであることも安心の材料だという。

「海外で戦う選手は、みな、その競技の世界最高峰を目指して、言葉や習慣も食も違う国で生活します。そのプレッシャーやストレスは半端ありません。家の中では、競技から離れて、安らぎたいという気持ちもあるはずです」(岡野さん)

誰よりも練習熱心だといわれる大谷。家にいるときくらいは、野球以外の話をしたいと考えているのかもしれない。

実際に、大谷のデートは“まったり”としたものだったよう。前出のインタビューで、遠距離恋愛中は電話をしながら同じドラマを見るなどして過ごすことが多かったと明かしている。

「このインタビューを読むと、ふだんはぶれない芯の強さのある大谷選手が、“かわいい男の子”のように感じました」(菊池さん)

妻は、大谷が“かわいい男の子”に返れる相手なのかもしれない。さらに、食の好みがあうのも大切な要素だ。前出の伊達はクルムとの離婚後、レストランの統括総支配人を務める男性と再婚。

『婦人公論』のインタビューに、《前の夫は偏食家で食事にまったく関心がなかったので、今度は絶対に食にこだわりがある人がよかった》と語っている。

「アスリートは体が資本ですから、料理の好みが一致するのは大切です」(菊池さん)

その点、大谷は《カレーがやっぱり美味しかったですね》と、妻がルーからささっと作ってくれたドライカレーがおいしかったことを明かしている。

「こうした自分の口にあうおいしい料理を作ってくれる、料理上手な配偶者がいるのは、大谷選手の健康にも、とてもいいことですね」(菊池さん)

同じアスリートとして理解し合える相手であり、まったり過ごす趣味も、料理の好みもぴったりな大谷夫妻。真美子さんとの生活で、翔平がさらなる飛躍をとげることは間違いなさそうだ。

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