「えっ、ヤバい。おかしい。ちょっと待って」初めての吊るし切り。胃袋開封でとんでもないことに…

→【画像】アンコウの腹から《とんでもないもの》が出てきた!

数々の魚を捌いてきた釣りYoutuber「あんこうアワーズ」のやっくんさんが、アンコウの吊るし切りに挑戦。パンパンのお腹が気になりつつも解体をすすめていくが、ついに胃袋を開いてみることに。するとそこには想像を超えたとんでもないものが入っていた…!

●文:ルアマガプラス編集部

アンコウを吊るし切りしていく!

泣く子も黙る高級魚アンコウ、味は絶品でほとんど捨てるところもなく無駄のない魚だ。今回紹介する動画では「あんこうアワーズ」のYouTubeチャンネルにも名があるアンコウの吊るし切りを披露。実は吊るし切りをしたことがなかったらしいが、果たして…?

― コラーゲンたっぷりのヒレ!

締めて吊るした状態になったアンコウに「美味しくたべるからね」と話しかけ命に感謝をしながらヒレを落とす。断面からはプルプルのゼラチン質が伺える、みんな大好きコラーゲン。鍋に入れるかなり美味しくなるであろう部位だ。

― これが美味しいぞ!「皮」を剥いでいく。

皮を剥ぐため口周りに包丁をいれていく、めくれた部分をしっかりと掴んで一気に皮を剥がす。さきほど落としたヒレと同様にプルプルとした皮にはコラーゲンたっぷり。鍋に入れても美味しい皮だが、あん肝と混ぜても良し、胃袋といっしょに唐揚げにしても良しだ。

アンコウといえば「ちょうちん」だ。このピロピロした部分が疑似餌の役割をして寄ってきた魚をアンコウは捕食する。生きていくための手段なので、疑似餌の扱いは釣り人よりも上手いはずだ。

― アンコウ7つ道具とは

  • ヒレ
  • 水袋(胃袋)
  • エラ
  • 布(卵巣)

捨てるところが殆どないアンコウの可食部位を指して「アンコウ7つ道具」と呼ばれている。言わずもがな身はもちろん、上項で捌いたヒレと皮、胃袋のことを水袋と表すのは吊るし切りの際に、胃袋内に水が貯まることからつけられた名前だ。そして食べ方は無限大の肝、他の魚では食べる機会が少ないエラ。さらに流通するアンコウは基本的にメスなので、卵巣を表す布。

― 皮の処理がおわると、きれいな身欠きの状態に

「キレイに身欠きになった」と言葉の通り、皮を剥いだアンコウはこの後も処理がしやすい。

皮を剥いだことでパンパンのお腹がより強調されている。ここで気になるのはお腹の中になにが入っているのかというところ。触ってみると、すごい硬いものが入っている様子で期待が高まる。

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