ラヴァ・ラ・ルー、サイケなSFロマンスを描いたコンセプトAL『スターフェイス』から1stシングル公開

<Dirty Hit>と契約した英ロンドン出身の新人アーティスト、ラヴァ・ラ・ルーがデビュー・アルバム『スターフェイス』を2024年6月21日にリリースすることを発表し、アルバムからの1stシングル「Push N Shuv」のMVも公開した。

モデルとしての活動やウェット・レッグのMVを監督するなど多彩な才能を見せるラヴァ・ラ・ルーはデビュー・アルバムのリリース前に5億回以上のストリーミングを記録している。ゴリラズやクラッシュ、故デヴィッド・ボウイまで幅広い影響を受けているという彼女は昨年の【コーチェラ・フェスティバル】でのパフォーマンスが話題となり、今UKで最もエキサイティングな新人の一人として注目を集めている。

デビュー・アルバム『スターフェイス』からの1stシングル「Push N Shuv」はシャイガールのプロデュースやデュア・リパへのリミックス提供でも知られるカルマ・キッドをプロデューサーに起用。シングルの冒頭ではフルートがアラームのように鳴り響き、やがて温かみのあるベース、ソフトなボーカル・ハーモニー、シンコペーションのパーカッションが加わっていく。5年前に「Push N Shuv」を作った後、彼女はしばらく寝かせられていたこの曲がデビュー・アルバムの軸になるものだと気づいたと言う。シングル「Push N Shuv」を出発点として、ラヴァ・ラ・ルーはアルバムに収録されている17曲(2曲のインタールードを含む)を完成させた。

「“Push N Shuv”は5年前、コロナ禍の前に書いた曲で(この曲で聴けるボーカルは、まだ21歳の頃の私の声)、もし2019年にアルバムを作るなら、こんな音にしたいと思ったんだ」とラヴァはシングルに関してコメントしている。

「Push N Shuv」のMVは、アルバム『スターフェイス』のコンセプトに沿ったもので、ラヴァ・ラ・ルーの分身であるエイリアンのキャラクターが地球へ旅立つ前のストーリーが描かれている。アルバム『スターフェイス』はサイケデリックなSFロマンスを描いたコンセプト・アルバムで、人間がなぜ自己破壊的なのかを研究するために地球に送り込まれた、ジェンダー・フルイドなエイリアンの物語を描いている。

トム・トム・クラブやトーキング・ヘッズなど、80年代の著名なアーティストたちの音にインスパイアされたニュー・シングルは、ラヴァが今の時代のサウンドをクィアなセンスで表現したものだ。

ラヴァは、「NiNE8で学んだ方法でアルバムにアプローチしたんだ。韓国のオルタナK-POPから、サイケデリックなチカーノ音楽、アイルランドの音楽シーン、地元ロンドンまで、私の音楽センスに影響を与えたあらゆる大陸や文化の一部であるアーティストを起用した。このプロジェクは愛の結晶なんだ。みんな、音楽的ファンタジーを大いに満喫することができた」とアルバムについてコメントしている。

アルバム『スターフェイス』は、SFにインスパイアされた壮大な冒険であり、「私たちを人間たらしめているものは何なのか」をその歌詞のテーマにファンク、ダンス、オルタナティブ・ロックなど様々なジャンルの影響を作品に反映させている。アルバムにはクーコ、オードリー・ヌナ、tendai等が参加し、英ロンドン南部、ロンドン西部、米LAのスタジオでレコーディングされました。

コンセプトは確かに便利な創造的ツールだが、ラヴァは、コンセプトが音楽を妥協させることは決してないと明言している。「たとえストーリーを理解できない人がいたとしても、1曲1曲に引き込まれるようにしたかった」と彼女は語っている。ファンカデリックや故プリンスから、メロディーズ・エコー・チェンバーやベックの『ハイパースペース』などからの影響を受けたSF的なテーマが全体を通して貫かれており、映画『ジャッキー・ブラウン』やエドガー・ライトの映画、アニメの名作『AKIRA』からのインスピレーションも注がれていると言う。

◎リリース情報
アルバム『スターフェイス』
2024/6/21 RELEASE
https://lnkfi.re/9hUpie0S

Photo: BLACKKSOCKS

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