交通系ICカードで路線バス運賃半額に 北陸新幹線開業に合わせ福井県がキャンペーン

福井県内の路線バスで運用されている交通系ICカード

 北陸新幹線の福井県内開業に合わせ、県は3月16日から、交通系ICカード利用者を対象に路線バスの運賃半額キャンペーンを始めた。県民や観光客のバス利用を促進し、ICカード普及にもつなげたい考え。

 対象は▽京福バスの路線バス▽JR福井駅と大本山永平寺を結ぶ「永平寺ライナー」▽JR福井駅、一乗谷朝倉氏遺跡、大本山永平寺をつなぐ「朝倉・永平寺ダイレクトバス」▽福井鉄道の路線バス▽敦賀市のコミュニティーバス▽美浜町のコミュニティーバス「チョイソコみはま」―。

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 3月中は毎日実施し4、5月は土日祝日とゴールデンウイーク期間中に行う。交通系ICカードはICOCAやSuicaなど10種類で、通常と同様にカードリーダーにタッチすると自動的に半額で決済される。

 県は半額キャンペーンに伴う事業者への補助として5400万円を予算化した。県交通まちづくり課は「交通系ICカードの普及によって乗車人数など乗降データが取得しやすくなり、路線の増強や見直しなど利便性向上に生かすことができる」としている。

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