アップルのスマートリング「Apple Ring」でわかっていること

By 塚本直樹

Apple(アップル)からの投入が噂されているスマートリング「Apple Ring(仮称)」について、期待される仕様や機能を海外メディアのMacRumorsがまとめています。

↑dencg / Shutterstock.comより

今年2月には、AppleがApple Ringを開発しているとの情報を韓国ニュースサイトのElectronic Timesが報じていました。一方でSamsung(サムスン)は今年1月に、スマートリング「Galaxy Ring」の投入を予告。こちらでは、睡眠情報や血中酸素飽和度の測定が可能で、1回の充電で5日〜9日持つとされています。

機能

Apple Ringでは、心拍数や活動量、睡眠、呼吸数をトラッキングし、睡眠や健康のアドバイスを提供する可能性があります。また、iPhoneやiPad、Vision Pro、Macの入力デバイスとして利用できる可能性もあります。

Apple Watchとの比較

Apple Ringにはディスプレイが無いため、iPhone SEと常時接続する必要はありません。また、Apple WatchのようにリアルタイムでiPhoneに同期することもなさそうです。さらにApple Ringは、Apple Watchよりも廉価に投入される可能性があります。

特許

Appleはスマートリングに関する特許を取得しており、Apple Ringのセンサーを利用してVRヘッドセットの制御ができたり、あるいはテレビやタブレットを操作することもできるとしています。

発売日

Bloomberg(ブルームバーグ)によれば、Appleは現在はApple Ringを積極的に開発していないとされています。また、Appleのチームが健康とフィットネスに特化したスマートリングのアイディアを幹部に提示しましたが、Appleが今すぐ市場投入を計画しているプロジェクトではないかもしれません。

というわけで、現時点ではまだまだ不明点が多い、Apple Ring。Apple Watchや「Apple Vision Pro」に続くウェアラブルデバイスとして登場することになるのか、注目が集まります。

Source: MacRumors

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