2月主要HC売上高動向 閏年効果も小さく、昨年の寒波による需要増の反動も

今年の2月は気温が高めに推移したこともあって、既存店ベースで前年割れとなったもようだ。

主要ホームセンター(HC)11社の2024年2月の月次業績が出揃った。今年の2月は閏年で前年より営業日が1日多かったにもかかわらず、苦戦を強いられたところが多かった。昨年2月は寒波が襲来して散水用品や水道管、パイプカバーなどの買い替えが進んだが、今年の2月は気温が高めに推移したこともあって、既存店ベースで前年割れとなったもようだ。

2.0%増のプラスとなったコーナン商事は、PRO商材や、ペット用品及び日用消耗品などが好調に推移したとしているが、閏年効果として+3.62%を見積もっており、実質マイナスだった。なお、コーナン商事の全店ベースの売上高には、23年6月からホームインプルーブメントひろせの数値を含めている。

同様に、DCMの全店売上高には、23年12月からケーヨーを含めている。ハンズマンの全店売上高は23年10⽉にオープンした松原店の売上がプラスに働いている。

主要HCの2月の売上増減(%)

※コメリとコーナン商事の数値は速報値

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