日経平均は一時900円超高、円安基調や半導体期待で

[東京 18日 ロイター] - 18日の株式市場で日経平均はじり高の展開となっている。一時、905円高の3万9612円94銭で高値をつけた。8―11日に開けた窓埋め(8日安値:3万9551円60銭)が意識される中、終値で達成できた場合は相場に安心感が広がりやすいという。

株高の背景には為替のドル高/円安基調のほか、人工知能(AI)や半導体への期待があるとの見方がある。前週末の米国株は軟調だったものの、米エヌビディアが18日に年次開発者会議を開催する予定で、ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)の発言が注目されているという。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが8割超となるなどほぼ全面高の展開。東証33業種では、ゴム製品、証券、不動産、輸送用機器、その他金融など31業種が値上がり、電気・ガス、鉱業の2業種は値下がりとなっている。

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