中国宅配便発展指数、1~2月は26.7%上昇

中国宅配便発展指数、1~2月は26・7%上昇

河北省石家荘市新華区の物流拠点で、宅配荷物を仕分けする宅配員ら。(資料写真、石家荘=新華社記者/牟宇)

 【新華社北京3月18日】中国国家郵政局が15日に発表した1~2月の宅配便発展指数は前年同期比26.7%上昇の329.6だった。

 宅配便発展規模指数は29.8%上昇の407.1で、細目の推計値は取扱量が約23.7%、売上高が約13.5%それぞれ増加した。春節(旧正月)連休(今年は2月10~17日)期間の取扱量は10億7900万件で、1日平均は2023年春節連休期間の2.5倍に上った。春節明けは市場規模が急拡大し、業界の営業も正常化し、1日当たりの取扱量は約4億件で推移。閑散期と繁忙期の特徴が際立った。

 サービス品質指数は39.4%上昇の459.3で、細目の推計値は宅配サービスに対する消費者満足度が2.2ポイント上昇の83.7、重点地域の72時間以内配達率は73.3となった。有効なクレーム発生率は大きく低下した。

 宅配便発展能力指数は7.1%上昇の210.1だった。業界は航空、コールドチェーン、越境などの重点部門に焦点を当て、国内外の配送ルートを円滑化している。施設の建設が引き続き進み、航空・陸上の中継輸送能力はさらに強化された。越境輸送網の整備も進んでおり、国際サービス能力が高まっている。越境電子商取引(EC)業者と提携し、中韓を結ぶ大型郵便物特別ルートを開設、家具や家電メーカーなどの韓国市場開拓を支え、越境ECの取扱商品を充実させている。

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