寝かしつけのときや余裕があるときには、子どもに絵本を読んであげたい。でも、どんな絵本を選べばいい? 忙しくて絵本をじっくり選ぶ時間がない…。そんな悩みを持っているママも多いのでは? そこで、子育て情報誌「kodomoe(コドモエ)」出版編集長の森 綾子さんにおすすめの絵本を教えてもらいました。
「ノラネコぐんだん パンこうじょう」 著者 工藤ノリコ/白泉社/1430円
おいしそうなパンが気になるノラネコぐんだん。ワンワンちゃんのパンこうじょうにしのびこみ、見よう見まねでパンづくりに挑戦!? 食いしん坊のノラネコぐんだんが巻き起こす大騒動!
【森さんがおすすめする理由】
「ニャー たべたいね」と、思い立ったら即!行動のノラネコぐんだん第1作。店内に並ぶいろんな形のパンや、ほかほかの巨大なパンのページが大人気です。お子さんはもちろん大人の支持も厚いのがこのシリーズの特徴。読み聞かせの時間に、親子が同じ熱量で楽しめるって、いいですよね。
「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします」 著者 シゲタサヤカ/白泉社/1430円
商店街でお店対抗「しりとり大会」開催。「ん」のつく食べ物はお帰りくださ~い! するとあるチームがピンチに!? お寿司屋さんチームに八百屋さんチーム、ラーメン屋さんチーム…優勝はどのお店!?
【森さんがおすすめする理由】
大どんでん返しの結末に笑ったりホロッとしたり、心も満腹になる一冊。しりとりでは圧倒的に不利なパン屋さんとラーメン屋さんのメニューたちが、しょんぼりと帰っていくシーンがおかしいです。シゲタさんの別の絵本に登場したお店のその後など、サイドストーリーを見つける楽しさも。
「おすしのずかん」著者 大森裕子/白泉社/1100円
まぐろ、さーもん、たい、ひらめ。たこ、いか、たまごに てりやきちきんろーる。みんなが大好きなお寿司と、お寿司になるお魚の図鑑ができました。楽しみながらお魚の色や形や名前が覚えられます。
【森さんがおすすめする理由】
「ごちゅうもんは なにに しますか?」で始まる、お寿司屋さんごっこはいかが? お寿司がずらりと並んだページをめくると、元になる魚がどんな姿をしているのかがひと目でわかり、「大人も勉強になる」との声も多数。コンパクトサイズなので、お寿司屋さんに持参するのもおすすめです。
■本をおすすめしてくれたのは…
白泉社 kodomoe編集部 出版編集長 森 綾子さん
「親子時間」をもっと楽しく!子育て情報誌「kodomoe(コドモエ)」は奇数月7日発売