中国のピックアップトラック販売台数、2月は3万3千台

中国のピックアップトラック販売台数、2月は3万3千台

中国第20回上海国際モーターショーに展示された上汽大通汽車が世界初公開したMAXUS(マクサス)ブランドの「大型EVピックアップトラック」GSTコンセプトカー。(2023年4月18日、上海=新華社記者/周蕊))

 【新華社北京3月18日】中国の自動車業界団体、全国乗用車市場情報連合会(CPCA)がこのほど発表した中国の2024年2月のピックアップトラック販売台数は前年同月比22.3%減(前月比24.5%減)の3万3千台で、ここ5年の比較的高水準となった。

 23年は春節(旧正月)連休(1月21~27日)が1月にあった影響で、2月の販売期間が今年より長く、比較対象となる数値が高かったため、今年2月の販売台数の前年同月比増減率が減少したことも正常と言える。今年1~2月の累計販売台数は前年同期比4.9%増の7万7千台となり、好調だった。

 メーカー別では、長城汽車が堅調で販売がプラス成長し、増勢を保って首位を維持した。国内市場では、長城汽車傘下の長城皮卡(ピックアップトラック)、江鈴汽車、鄭州日産汽車、江西五十鈴汽車の販売が引き続き好調だった。一部のメーカーは輸出のチャンスをつかんで販売を伸ばし、上海汽車集団傘下の上汽大通汽車、長城皮卡、安徽江淮汽車集団(JAC)、長安汽車は輸出規模が大きかった。輸出台数が販売総数の3割近くを占めるメーカーもあった。

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