煮付けや唐揚げにしたらおいしい白身の魚「アイナメ」の稚魚が18日、広島市の沖合に放流されました。
放流されるアイナメの稚魚は、体長が6センチほどに成長しています。
広島市西区の水産振興センターでふ化し、およそ3か月間、育てられてきました。
アイナメは海の底で生活する魚で、脂がのった白身は刺身や煮付け、唐揚げなどで食べるとおいしいといわれています。
放流されるのはおよそ3000匹で、近くの井口港で漁船に積み込まれました。
漁業者などから放流の要望が高かったため、広島市は稚魚の生育に取り組んできました。
広島市水産振興センター 松浦加奈 技師
「漁業者からも年々、サイズが小さくなっているとか揚がる量が少なくなっていると話を聞いているので、こちらで資源回復に努める形になった」
広島市周辺の海への放流は今後も続けられ、数はあわせて1万匹になるということです。