アサヒビール吹田工場 見学施設の売上一部を市に寄付

アサヒビールは、吹田工場に併設する「アサヒビールミュージアム」のツアー参加費の一部を吹田市に寄付した。寄付金額は388万3千165円となり、市の環境に配慮した先進的な取り組みや次世代を担う子どもたちへの環境整備のために使用される。8日には吹田市役所で贈呈式が行われ、川口美佳・吹田統括工場長から後藤圭二市長に目録が手渡された。

川口工場長は、寄付に先立ち「ミュージアムは22年4月に付加価値の高い体験の提供を目的にリニューアル。23年1月より有料化。その10%を吹田市に寄付することにより、地域共生の取り組みを強化してきた。23年のツアー参加者は前年比160%の4万8千852人。今後も体験価値向上と地域共生に取り組んでいきたい」とあいさつ。

後藤市長は「アサヒビールは製品を作り市場に提供するだけではなく、社会や未来を常に見て活動されている企業であり、地域の未来のために協力してくれ嬉しく思う」と寄付に感謝の意を伝え、「20年、50年後に成人になる子どもたちのために大切に使いたい」と語った。

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