現地時間3月17日(日本時間18日、日付は以下同)、今年のNCAAトーナメントの組み合わせが発表され、富永啓生が所属するネブラスカ大は2014年以来の出場が決定。サウス地区の第8シードとして、22日にメンフィスのフェデックス・フォーラムで第9シードのテキサスA&M大と対戦することになった。
今季のネブラスカ大は就任5年目のフレッド・ホイバーグHC(ヘッドコーチ)の下、22勝9敗の成績を残し、強豪揃いのビッグテン・カンファレンスの3位でレギュラーシーズンを終了。ビッグテン・トーナメントでは準決勝で第2シードのイリノイ大に逆転負けを喫したものの、推薦枠で10年ぶり8度目のNCAAトーナメント出場が決まった。
今季の富永は、31試合の出場でチームトップの平均14.9点に2.3リバウンド、1.4アシスト、フィールドゴール成功率46.8%、3ポイント成功率37.2%、フリースロー成功率87.2%を記録。
ビッグテン・トーナメントでは準々決勝のインディアナ大戦で23得点、5アシスト、2スティール、準決勝のイリノイ戦で18得点、2アシストの活躍を披露し、ビッグテンのオールトーナメントチームに選ばれた。
なお、男子日本人選手でNCAAトーナメントに出場するのは、2017年八村塁(当時ゴンザガ大/現ロサンゼルス・レイカーズ)に次いで2人目となる。
前述したようにネブラスカ大はこれまでNCAAトーナメントに10度出場しているが、1度も初戦を突破したことがない。圧巻のシュート力を誇る“日本のステフィン・カリー”は、初の大舞台でチームを新たなステージに導けるか要注目だ。
構成●ダンクシュート編集部