「さようなら内海中」37年の歴史に幕 愛南で閉校式、卒業生らが別れ惜しむ

雨が降る中、閉校記念碑を除幕する最後の卒業生ら

 愛媛県愛南町須ノ川の内海中学校で17日、閉校記念式典があり、卒業生や歴代の教員ら約190人が慣れ親しみ地域の誇りだった学びやとの別れを惜しんだ。

 同校は旧内海村の柏・家串・魚神山の3中学校を統合し、1987年に創設。須ノ川海岸での「海学習」や旧日本海軍の由良衛所跡巡りなど、地域性を生かした授業に取り組んできた。町内で最も新しい中学校だったが、生徒数は99年度の138人をピークに減少。御荘中との統合が決まり、2023年度は3年生のみ12人が通学した。

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