渝湘高速鉄道の重慶-黔江区間。(資料写真、小型無人機から、重慶=新華社配信)
【新華社重慶3月18日】中国の重慶市と湖南省長沙市を結ぶ渝湘(ゆしょう)高速鉄道建設工事のうち、中国鉄道建設大手である中国鉄建傘下の中鉄十八局集団(天津市)が請け負う全長1万794メートルの楠竹山トンネル(重慶市)が16日貫通した。全線のうちでも技術的要求が高くプロジェクト全体への影響が大きい重要工事の進展で、2025年の全線開通に向けた基礎が固められた。
楠竹山トンネルの1号横坑入口。(資料写真、小型無人機から、重慶=新華社配信)
同トンネルがある重慶-黔江(けんこう)区間は全長265キロ、設計時速は350キロで、橋とトンネルが92.5%を占めるという、中国西南部の典型的な山岳高速鉄道路線となっている。
同鉄道が25年に開通すると、重慶市の地域間協調発展に大きな役割を果たすことになる。(記者/毛振華、王井懐)
楠竹山トンネルの2号横坑入口施工現場。(資料写真、重慶=新華社配信)