「エンドウが汚れ仕事をするから前の選手は輝ける」リバプール敗退も遠藤航には一定の評価「後半はかなり良かったが、延長戦では非常に疲れていた」

ハードスケジュールの中でフル稼働しているだけに、疲労の影響は心配される。大きく称賛されてきた直近ほどではなかったかもしれない。だが、3月17日のFAカップでも、リバプールの遠藤航には一定の賛辞が寄せられている。

リバプールは延長戦の末、準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドに3-4で敗れた。先制されながら逆転したものの、後半終盤に追いつかれると、延長戦でもリードを奪うが再び失点。逃げ切るに至らず、アディショナルタイムに決勝点を許した。

120分間フル出場した遠藤に、リバプール専門サイト『This Is Anfield』は7点と高い採点。「また中盤のアンカーを務め、チームの多くの選手同様、90分の中で時間が進むにつれて良くなった」と報じている。

「いつもどおりに粘り強い仕事ぶりだった。しかし、進むにつれて疲れたようで、リバプールは延長戦にコントロールを失った」

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同じく専門サイト『Liverpool Echo』も、「後半はかなり良くなったが、延長戦では非常に疲れていた」と、疲労の色が見えたとし、6点をつけている。

やはり6点採点だった『Independent』紙は、「日本代表は特に後半、ユナイテッドの中盤に欠けていることを彼らに何度か示した」と報じた。

「ドラマティックな逆転劇までユナイテッドはおとなしく、敗北に向かっているようだった。試合が再び息をつかせぬ展開となると、エンドウも狂気に巻き込まれた」

一方、英紙『Daily Mail』は、6.5点という採点。「あまり目立たなかったが、中盤で相手を苦しめるのに重要」と評している。

「彼が多くの汚れ仕事をこなし、だからこそ前にいる選手たちが輝ける」

チームは惜しくも4冠の可能性を失ったが、遠藤の重要性に変わりはない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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