去年被害額23億円 凍霜害防止へ啓発活動【長野】

気温の急降下による果樹などの凍霜害を防ぐため啓発活動が始まりました。去年被害が大きかった地域で対策を呼び掛けます。

■「最新の気象情報を入手し早めの凍霜害防止対策の準備を行いましょう」

冷たい風が吹く中、初めて実施された啓発活動。県やJA、市町村の担当者が凍霜害の対策を呼び掛けます。去年4月、リンゴやナシといった果樹を中心に県内40の市町村で被害があり、その額は23億円に上りました。

■県長野農業農村支援センター西沢滝太所長「暖冬で非常に農作物の生育が進んでいる。
昨年の春は長野県内各地・長野地域でも非常に大きな凍霜害で果樹農家が被害に遭った。
今年はそういったことが繰り返すことのないように早めに凍霜害の対策をしてもらいたい」

期間中は、県が作成したパンフレットや動画、研修会などでの情報発信で対策を促します。長野地域のほかにも去年被害が大きかった北信・佐久・松本地域でも順次啓発活動が始まります。

© 長野朝日放送株式会社