瀬戸利樹主演で“女性用風俗”舞台の『買われた男』ドラマ化 共演に久保田悠来&池田匡志

瀬戸利樹が主演を務め、久保田悠来、池田匡志が共演に名を連ねる連続ドラマ『買われた男』が、4月17日よりテレビ大阪・BSテレビ東京のドラマ枠「ドラマアディクト」で放送されることが決定した。

本作は、“女性用風俗”を舞台にした芹沢由紀子によるコミックシーモアのオリジナル漫画 『買われた男~女性限定快感セラピスト~』を実写ドラマ化するもの。セックスレスの主婦、芸能人、女社長、風俗嬢など悩みを抱えた女性たちが店に訪れ、セラピストたちに心も体も癒されていく、“デトックスヒーリングドラマ”だ。フェムテック商品、セルフプレジャーなど女性の“性”を前向きに捉えようという動きの中、最近では「女性用風俗」を題材にした漫画も多く登場しているが、地上波ドラマでは初の試みとなる。

TVerでシリーズ総再生数900万回(株式会社ビデオリサーチにて算出)を突破した『インターホンが鳴るとき』(テレビ大阪)を手がけた佐藤竜憲、2023年の日本アカデミー賞で杉咲花が優秀主演女優賞を受賞した映画『市子』を手がけた戸田彬弘をはじめとする10人の気鋭のクリエイターたちが集結した。

物語の舞台は、イケメンセラピストたちがまるで恋人のように振舞いながら施術をしてくれる、女性用のマッサージ店「KIRAMEKI」。訳アリ女性たちの心も体も癒してくれるのは、優しい雰囲気が売りのセラピスト・ヤマト、包容力抜群で色気担当の龍一、華やかなルックスで人気No.1のシアンと個性豊かなセラピストたち。素肌を優しくマッサージされながら、恋人以上に気持ちに寄り添ってくれるテクニックに思わず心のモヤモヤもスッキリ……?

「KIRAMEKI」で昼は会社員、夜は普通っぽさを売りにセラピストとして働く主人公のヤマトを瀬戸、落ち着いた雰囲気で「KIRAMEKI」の色気担当・龍一を久保田、「KIRAMEKI」人気ナンバーワンセラピストのシアンを池田がそれぞれ演じる。さらに後日発表されるゲストキャストも登場する。

また、本作のオープニングテーマとエンディングテーマも決定。オープニングテーマは、ダンス&ボーカルグループ「BLACKIRIS」のメインボーカルとして2022年にメジャーデビューを果たし、2023年3月にシンガーソングライターとしてソロでもメジャーデビューを果たした杉本琢弥の「B.B.Q.」に決定。本作のために書き下ろされた楽曲となっている。

エンディングテーマは、2020年9月に完全自主制作でリリースされた1stアルバム『無口な人』が、SpotifyやAppleMusicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出された音楽家アツキタケトモの「キスミー」に決定した。

コメント
瀬戸利樹(ヤマト役)
なかなか焦点を浴びてこなかった、そして地上波で初めて扱うテーマと言う事もあり、お話を頂いて二つ返事でやってみたい、とお伝えしました。
人はそれぞれに悩んでいることや抱えていることがあると思いますが、この作品を通してもっと前向きに女性の性を捉えていただけたらなと。
ヤマトの売りである”普通っぽさ”が難しくも感じますが、悩んで悩んで胸を張って演じます。
施術を通してデトックスと癒しを提供していきたいなと思います。
5名の監督の演出も僕自身楽しみです。
皆さまも是非ご期待下さい!

久保田悠来(龍一役)
多種多様な表現や需要が拡大してきている昨今、注目されている分野のひとつだと思っております。
それぞれあまりオープンにし難い生活やコンプレックスが施術によって心身ともに解きほぐされて解放される様は健全そのもの。
そして演じます龍一は人の喜びを自分の喜びに変換出来る人間。
癒やしながら癒され、またそれが観ている皆様の癒やしにつながればと思いながら、龍一としての大人の色気で昇竜してもらうべく演じたいと思いますので、ぜひご覧ください。

池田匡志(シアン役)
この話を頂いてから原作を読みましたが、『女性用風俗』という、これまであまり扱われていないジャンルの話を通して、世の中の女性の“生き方”や“価値観”が垣間見える、没入感の高い作品だと感じました。
僕が演じるのは、訳ありナンバーワンセラピストであるシアンで、様々な女性の思いを受け止めながら、実は自分自身も大きな悩みを抱える難しい役どころです。優しさと強さを兼ね備えたシアンを魅力的に表現できるよう、そして皆様に楽しんで頂けますよう、精一杯頑張ります。

芹沢由紀子(原作)
20代、王子様キャラのシアン。30代、優しい癒し系ヤマト。40代、ゴッドハンドな紳士リューイチ。そんなセラピスト3人が在籍するサロン「KIRAMEKI」…なんと実写ドラマ化で!!拝める日がくるなんて夢のようです! あなたなら誰を指名しちゃいますか? ぜひコミックと見比べて楽しんでくださいね!

杉本琢弥(オープニングテーマ)
この度は、オープニングテーマに選んでいただき非常に光栄です。
キャッチーなサウンドに惜しみなくキャッチーなメロディを乗せ、インパクトを与えられるような楽曲を書き下ろしました。
女性を愛でる男性の心からの言葉、そして女性の求める愛やその時間に対する美しさ・儚さを、自分らしく歌詞に詰め込みましたので、毎話の入口として、世界に浸る過程として、是非注目して聴いていただきたいです。

アツキタケトモ(エンディングテーマ)
今回エンディングテーマを担当するアツキタケトモです。自分の内面世界を歌にすることが多い僕にとって、今まで楽曲制作というのは“部屋にこもって自分と向き合う作業”だったのですが、「キスミー」に関しては、自分じゃなくて誰かに向けて曲を書きたいなと思って、花屋で大切な人にどんな花を渡すか選ぶような気持ちで歌詞とメロディを紡ぎました。つらい言葉がタイムラインに並ぶ時代ですが、人の心には“愛”も確かにあるということを忘れないようにしたいです。この曲が誰かにとって居心地のいい場所になれたらと願っております。そういうものだったり場所や相手がいる、っていうことが幸せの本質な気がしています。

(文=リアルサウンド編集部)

© 株式会社blueprint