「第2六本木ヒルズ」に巨大な緑 森ビル、海外人材の誘引狙う

インタビューに答える森ビルの辻慎吾社長

 不動産大手森ビル(東京)の辻慎吾社長(63)が18日までに共同通信のインタビューに応じ、東京都港区で計画する再開発事業、通称「第2六本木ヒルズ」に森のような大きな緑の空間を設けることを構想していると明らかにした。海外から企業や人材を都心に引き寄せることで日本経済の底上げに貢献したいとの考えも示した。

 再開発は麻布台ヒルズと六本木ヒルズに挟まれた場所に住友不動産と共同で計画。1.6ヘクタールの緑地を整備する。辻氏は「人工地盤の上に森をつくり、タワーを2棟建てる」とし、その下に会議場などを設けると明らかにした。タワー2棟の高さは約327mと約288mで、30年度の完成を目指す。

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