「いまも天国で描いているでしょう」イラストレーター・いのまたむつみさん死去、妹がSNSで公表 「突然すぎる、悲しい...」惜しむ声多数

プレイステーション「テイルズ オブ」キャラクターデザインなどで知られるイラストレーターで漫画家・いのまたむつみさんが2024年3月10日に死去した。親族が、いのまたさん本人のSNSで3月18日に公表した。

「テイルズ オブ」シリーズ、「機動戦士ガンダムSEED」、小説「ドラゴンクエスト」など担当

いのまたさんはゲーム「テイルズ オブ」シリーズのキャラクターデザインを長期にわたって担当。アニメ「機動戦士ガンダムSEED」ではデザイン協力、「シティーハンター」作画監督、小説「ドラゴンクエスト」挿絵などを担当した。

18日、いのまたさんの妹が本人のXでイラストを添え、亡くなったことを伝えた。

「あまりに突然の事で...描きかけのラフもあり、いまも天国で描いているでしょう。だいすきな猫たちに囲まれて、かわいい、強い瞳のキャラたちをどんどん生み出しているはずです」

「いのまたむつみを愛して応援していただきました全ての方々に心から感謝を申しあげます。そしてこれからも変わらず愛していただける事を願いまして、ここに謹んでご通知申しあげます」とし「葬儀は近親者のみで執り行いました。生前の本人の意向により、ご弔問・ご香典・ご供物・ご献花その他はご辞退申しあげます。何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い申しあげます」とした。

続いて、返信で「ほんとうにあまりに突然の事でまだ色々考えられない状況です。このアカウントはとにかくしばらくは残しておこうと思ってます。リプライでメッセージをいただけましたら...きっと姉へ届くと思います」と伝えた。

スクウェア・エニックス書籍編集部が運営する「スクエニ公式ゲームガイド」の公式Xは

「1989年に発売した小説ドラゴンクエストに始まり、数多くの素敵なイラストでこの世界に彩りを添えていただき、本当にありがとうございました。
最後に描いていただいたのが、ドラゴンクエスト30周年に合わせて制作した復刻BOXのイラストでした。先生の長年のご功績に、尊敬と感謝を改めて申し上げます」

と、いのまたさんの死去を悼み、それ以外にもXでは次のような声が寄せられた。

「もう新しい絵は見れないのかと思うとただただ寂しいですが、本当に沢山楽しませていただきました」
「子供のころからずっと先生の絵を見てきました」
「私の青春時代を彩ってくださったのは間違いなくいのまたむつみ先生でした」
「信じられない」
「突然すぎる、悲しい...」

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