湖南小中(福島県郡山市)に「東北・水すまし賞」 猪苗代湖で水質調査

中野教授から賞状を受ける佐久間さん(左から2人目)と小山さん(左端)

 小中高生の優れた水環境保全活動をたたえる日本水環境学会東北支部の「東北・水すまし賞」に郡山市の湖南小中が選ばれた。15日に同校で授与式が行われた。

 4年生が湖南小中エコクラブとして昨年5月から10月まで13回にわたり、猪苗代湖の水質改善の取り組みや環境問題などに見識を深めた。輝く猪苗代湖をつくる県民会議の中村玄正理事長を講師に招いた。

 主に白鳥浜から青松浜の水質・生物調査を実施した。遊覧船「はくちょう丸」に乗ったり、湖南浄化センターで水の浄化の仕組みを学んだり、多様な経験から郷土愛を育んだ。

 授与式には4年生14人が出席した。佐久間梨心(りこ)さんが賞状、小山みなみさんがトロフィーを日大工学部土木工学科の中野和典教授から受けた。県民会議の中村理事長と事務局の佐々木清さん、湖南町区長会の村松千尋副会長が同席した。

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