「逃げたら家族いっちゃる」建設業者の男ら5人を逮捕 監禁傷害の疑い 広島  

建設業者の男ら5人が、仕事で職場に出入りしていた男性を監禁したり、殴打してけがを負わせたりしたとして、18日、警察に逮捕されました。

監禁傷害の疑いで逮捕されたのは▽広島市安佐北区落合南4丁目に住む建設会社の共同代表取締役の男(33)▽同じ会社の共同代表取締役で安佐北区落合南8丁目に住む男(33)▽同じ会社の従業員で中区江波本町に住む男(33)▽協力業者の代表取締役で東区中山新町3丁目に住む男(32)▽協力業者の従業員で府中町山田2丁目に住む男(32)のあわせて5人です。

警察によりますと、5人は建設会社に仕事で出入りしていた30代の男性に因縁をつけて、安佐北区落合南6丁目にある同社事務所に呼び出し、1月31日午後6時半頃、男性の顔面を殴打しながら「逃げたりしたら、家族いっちゃるけえの」などと脅迫し、同日午後9時40分頃まで監禁するとともに、男性に約12日間の安静加療を要する顔面打撲などのけがを負わせた疑いが持たれています。

警察は、捜査に支障があるとして、5人の認否を明らかにしていません。

2月上旬に被害者の男性が警察に相談して、事件が発覚したということです。

警察は、建設会社に出勤しなくなった作業員について、男性が「他の業者に派遣されて働いている」と知りながら報告しなかったとして因縁をつけられ、暴行されたとみて、事件の詳しい経緯を捜査しています。

※警察から18日午後7時に訂正の発表があり、記事を更新しました。

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