【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「DJミキサー」

“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第141回のお題は「DJミキサー」です。

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(C)Patrick Robert Doyle / Unsplash

DJミキサーは、ディスクジョッキー(DJ)が音楽やサウンドを操作し、ミックスするための機器。

DJミキサーは通常、複数のチャンネルを備えている。各チャンネルは、異なるオーディオソース(CDプレーヤーやターンテーブル、コンピューターなど)からの音声を制御する。フェーダーは、各チャンネルの音量を調整するためのスライダーで、これにより、DJは異なる音源の音量を調整してバランスをとることができる。クロスフェーダーは、2つのチャンネル間で音声を切り替えるためのコントロール。これにより、DJはシームレスなトランジションを行うことが可能となる。

またDJミキサーには、各チャンネルごとにイコライザーが付属している場合があり、ミッドレンジ、トレブル、ベースなどの周波数を調整してサウンドをカスタマイズすることができる。一部のDJミキサーには、ビートエフェクトやエコーなどの内蔵エフェクトが付属していることがあり、DJは音楽をよりダイナミックに変化させることができる。さらにDJミキサーには、オーディオ入力と出力が付属しており、他のオーディオ機器と接続してサウンドをミックスしたり、スピーカーやヘッドフォンに接続してモニタリングしたりすることができる。

これらは一般的なDJミキサーの機能だが、製品によってはさらに多くの機能やオプションが提供されている。DJのスタイルや好みに応じて、最適なミキサーを選択することが重要だ。

文・編集部

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