“塩ひとつまみ”でもおいしい!健康づくりに『塩分控えめ弁当』販売開始 福島・いわき市

福島県いわき市のスーパーが、健康づくりのため、市と連携した塩分控えめの弁当を開発し、18日から販売が始まりました。

塩分控えめの「タンドリーチキンプレート」。チキンに塩は「ひとつまみ」しか使っていませんが、カレー粉やニンニクなどでおいしく仕上げ、小鉢一皿分の野菜をとることができます。

水津邦治アナウンサー「カレーの風味がよく効いていて、塩分控えめとは思えないぐらい味が深くおいしいです」

いわき市のスーパー「マルト」では、健康づくりを目的に、減塩メニューの普及を目指したいわき市の「いわきひとしお」とコラボし、塩分控えめな弁当の販売を始めました。

いわき市管理栄養士・木村繭子さん「ご家庭にある身近な食材で、簡単にスパイスや市販のたれなどを利用しておいしく減塩していただけるレシピを考案しました」

弁当は他にも、豆板醤のピリッとした辛みでご飯が進む「チーズ豚(ぶた)ッカルビ丼」や、ドレッシングの風味が豚肉の旨味とキャベツに合う「豚キャベドレ丼」の合わせて3種類あります。

いわき市の食塩の1日の摂取量は、おととしの調査で男女ともに国の目標値をおよそ2グラム上回っていて、健康づくりは大きな課題です。店内にはきょうも午前中から多くの人たちが訪れ、減塩の新メニューを買い求めていました。

地元の客「色々種類があっていいと思う。塩分控えめで結構です」

マルト商事・管理栄養士 小野寺紅音さん「大人から子どもまですごく楽しめるようなレシピになっていますので、ぜひ一度ご賞味いただければと思います」

今回開発されたメニューは、4月16日までいわき市と茨城県のマルト25店舗で販売されます。

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