ようやく脚光を浴びそうな戦隊シリーズ出身の演技派俳優・矢野聖人

俳優の矢野聖人が17日、都内で行われた写真集「TONE」(東京ニュース通信社刊)の発売記念会見を行ったことを、各メディアが報じた。今年2月まで放送されていた、テレビ朝日系の戦隊シリーズ「王様戦隊キングオージャー」のラクレス・ハスティー役を演じていて矢野が、複数のテーマに沿ったビジュアルに“変身”した一冊。

13年ぶりの写真集とあって、体重を3.5キロ、体脂肪率を6%まで落とした身体を仕上げたそうで、「いろんな役ができる矢野聖人という形で作っていただいた。完成したのを見てすごくうれしかった」と笑顔。

今後演じたい役柄を聞かれると、「ヒーローを1年間やっていたので、真逆に行ってもいいのかなって感じ。極道とかやりたい」と明かし、「あとずっと言っているのは『花男』(花より男子)みたいなのもやりたい。キラキラ系があまりないので」と声を弾ませたという。

東京生まれの矢野は、小学生時代には東映撮影所の中にあった養成所「東映アカデミー」に通っており、2001年に放送された『仮面ライダーアギト』に子役として出演していた。

その後、高校在学中から雑誌の読者モデルとして活動。高校卒業後、矢野の掲載誌を見た、現在も所属するホリプロの関係者からオーディションを勧められた。

2010年、ホリプロ創業50周年記念事業である故蜷川幸雄さん演出の舞台「身毒丸」の主演オーディションでグランプリを受賞。同年、ドラマ「GOLD」(フジテレビ)で俳優デビューを果たした。

「舞台のオーディションで芸能界入りしたにもかかわらず、毎年かなりの数の映画・ドラマに出演しさまざまな役を演じている。さらに、現代劇も時代劇も経験が豊富なので、現場にいれば心強い存在なのでは」(テレビ局関係者)

今回の写真集発売をきっかけにブレイクが期待される。

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