中国江蘇省蘇州市、1~2月の貿易額は13.5%増

中国江蘇省蘇州市、1~2月の貿易額は13・5%増

江蘇省蘇州市の太倉港の埠頭(ふとう)。(資料写真、蘇州=新華社記者/李博)

 【新華社蘇州3月18日】中国江蘇省蘇州税関がこのほど発表した同省の1~2月の貿易額は前年同期比13.5%増の3880億2千万元(1元=約21円)となり、全国貿易額の5.9%、同省貿易額の45.6%をそれぞれ占め、国内の主要貿易都市の4位を維持した。輸出は11.6%増の2356億元、輸入は16.6%増の1524億2千万元だった。

 貿易方式別では、加工貿易額が17.7%増の1673億2千万元で全体の伸びを7.3ポイント押し上げ、貿易全体に占める割合は1.5ポイント上昇の43.1%だった。一般貿易額は6.3%増の1631億4千万元、保税物流による貿易額は24.8%増で2桁の伸びとなった。

 市場主体別では、民間企業が23.2%増の1548億1千万元で、全体に占める割合は3.1ポイント上昇の39.9%だった。国有企業は18.4%増の136億2千万元、外商投資企業(外資系企業)は7.3%増の2195億9千万元となった。

 同税関によると、携帯電話産業が引き続きけん引効果を発揮し、集積回路(IC)の貿易額は増加に転じ、IC、繊維・アパレル、自動車部品などの中間財輸出の伸び率が全体を上回った。同市が市内の輸出企業195社、輸入企業140社を対象に実施した貿易景況感調査によると、貿易企業は市場の先行きに期待感を示し、同市の貿易は好調な滑り出しを切った。

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