人口減少・運転手の担い手不足に対応 香川県の地域公共交通計画が策定

人口減少や運転手の担い手不足など、香川県の地域公共交通の課題に対応するための計画が策定されました。

香川県の自治体や交通事業者、有識者らでつくる協議会が策定したものです。

期間は2025年度から5年間で、基本方針には「四国新幹線の実現を見据え鉄道を中心に利便性と結節性に優れた持続可能な公共交通ネットワークの構築」が掲げられました。

運賃の値上げや路線・便数を増やすことが難しい中で、計画では、複数の交通手段のネットワークを充実させたり、ダイヤを改善したりして利便性の向上を図るとしています。

(香川県地域公共交通活性化協議会[大阪大学大学院工学研究科 教授]/土井健司 会長)
「(交通手段の)多様性を維持しながらネットワークを維持していく。これが重要なこと。一つひとつの市町ではできないことなので、県でようやく議論ができて、おおむね多様性が維持していけるという結論に至っている」

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