100事件分の捜査資料流出か 鹿児島県警、個人情報含む

定例記者会見する鹿児島県警の野川明輝本部長=18日午後、県警本部

 鹿児島県警は18日、約100事件分の容疑者や被害者の実名、捜査状況などをまとめた資料が外部に流出した可能性が高いと発表した。12日に4事件分の流出を発表したばかりだった。経緯の調査や、違法行為の疑いも視野に入れた捜査を実施するとしている。

 県警によると、資料は「告訴・告発事件処理簿一覧表」で、事件の処理経過を管理する目的で作成。捜査主任官名や事件認知日などの項目も記載する欄がある。

 インターネットメディアが昨年10月、個人情報にマスキングをした状態で資料とみられる画像を掲載。別のネットメディアが今月16日、約100事件分の詳細が記された資料を入手し、報道した。

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