[イスタンブール 18日 ロイター] - トルコの競争当局は18日、メタ・プラットフォームズの支配的地位乱用の可能性を調査するため、傘下のインスタグラムとスレッズ間のデータ共有を妨げる暫定措置を課した。
当局は12月、インスタグラムと、より新しいプラットフォームのスレッズをリンクさせることによる競争法違反の可能性について調査を開始した。
当局は、これら2つのアプリを通じて取得・統合されたデータが市場で「競争法に違反し、回復不可能な損害をもたらす」可能性があるため、最終決定が下されるまで暫定措置は継続するとした。
これとは別に、トルコ当局はメタがユーザーに送信したデータ共有に関する通知メッセージを巡る別の調査の一環として、メタに1日につき480万リラ(14万8000ドル)の罰金を科した。
当局は、メタ傘下のフェイスブック、インスタグラム、ワッツアップの間でのデータ共有に関する通知は十分な情報を提供しておらず、透明性に欠けていたと説明。
また、ユーザーへの通知は、データ共有を承認するようユーザーを誘導するためのものであり、反競争の懸念に対処するには不十分であったという。
メタの広報担当者は、今回の決定についてコメントを発表していない。