奈良県ユニセフ協会 写真展「ガザでの10日間」

イスラエルのパレスチナ自治区・ガザで撮影された、子どもたちの写真の展示会が、奈良公園バスターミナルで開かれています。

厳しい表情で遠くを見つめる子どもの足元には、瓦礫が広がっています。「ガザでの10日間」と題されたこの写真展は奈良県ユニセフ協会が開いたもので、4人の外国人写真家がイスラエルのパレスチナ自治区・ガザで14年前に撮影した写真のパネルが並びます。

初日となった18日は、写真家の一人、ジム・マクファーレンさんが、国境が厳しく監視され、貧困の状態が激しかったガザ地区の実情にふれながら、写真の説明をしました。

ガザ地区では、パレスチナの武装勢力とイスラエル軍による衝突が後を絶たず、2023年10月に始まった軍事衝突は多くの犠牲者を出し、今も続いています。弱い立場にある子どもたちが傷ついていくガザの現実を広く知ってもらい、戦いが一日も早く終わってほしいと願いを込めたこの催しは、3月22日まで奈良公園バスターミナルで、26日からは県立図書情報館で開かれます。

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