ダジャレ連発のクセ強キャラ、中村倫也「心を無にして」

昭和を照らす大スター・福来スズ子(趣里)の波乱に満ちた人生を描いた連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。3月18日の放送回に沼袋勉役で出演した中村倫也が、役作りについてコメントした。

アクの強い演出家・通称「勉さん」を演じる中村倫也 (C)NHK

今回中村が演じるのは、丸の内テレビのディレクター・沼袋勉役。3月18日放送の第117回にサプライズ登場を果たすと、「誰か分かるのに数秒かかったわ」「前情報ないと中村倫也って分からんw」などの声が相次ぎ、X(旧ツイッター)で「中村倫也」が1位になるほどの反響を呼んだ。

自身が演じる沼袋について、中村は「ピンポイントで出てきて場を乱す、だけどヒロインの人生においてひとつのきっかけともなるという、絶妙な役をいただきました。ピンポイントながらも意外とタスクが多い役で、楽しみだなと思うのと同時になかなか大変でもありました」と難しさを語った。

■「この役はギリギリすべってるくらいがちょうどいい」

さらに、沼袋が会話の中で度々ダジャレを口にするシーンについては、「心を無にして言いました。ダジャレを言う人は笑いが取れるかどうかじゃなく、とりあえず思いついたことを口に出しますよね。だから何も考えずにやりました。この役はギリギリすべってるぐらいがちょうどいいんです。沼袋だけ見たら『なんだコイツ!?』ってなりますが、スズ子や周りの人が『敏腕ディレクターだから』とほめてくれるのでバランスが取れているんじゃないかと思います」と冷静に分析。

今後のエピソードにも沼袋は登場するとのことで、中村は「これまで長い期間みんなで一丸となって作ってきたこのドラマも、いよいよ終わりが近づいてきました。どうか最終回までぜひ見届けてください」と視聴者にメッセージを送った。

『ブギウギ』の放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。

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