河井夫妻を巡る大規模買収事件で被買収の罪に問われている広島市議の控訴審が始まりました。
広島市議の三宅正明被告(51)は河井元大臣から妻の案里氏を当選させるための報酬として現金50万円を受け取った罪に問われています。
広島地裁は、三宅被告に罰金30万円などの有罪判決を言い渡しました。
18日の控訴審で弁護側は買収の趣旨は認められないとして無罪を主張し、検察側は控訴棄却を求めました。
また、弁護側は検察官から違法な司法取引があったなどとして証拠を新たに提出しましたが、裁判官が却下しました。これを受け弁護側は裁判官の変更を求める申し立てを行う予定だということです。
判決は6月12日に言い渡される予定です。