敦賀気比vs明豊、両校監督が語る勝負のポイント 選抜高校野球2024…3月19日に対戦

3月19日の1回戦へ健闘を誓う敦賀気比の東哲平監督(左)と明豊の川崎絢平監督=甲子園

 第96回選抜高校野球大会に4年連続11度目の出場となる敦賀気比は大会第2日の3月19日、第2試合で3年ぶり6度目の出場となる明豊(大分)と対戦する。敦賀気比の東哲平監督、明豊の川崎絢平監督に勝負のポイントや相手の印象を聞いた。

 ―チームの仕上がりは。

 東 甲子園に入る前はあまり上がってなかったが、だんだんいい動きになってきた。

 川崎 大きなけが人もなく順調。練習に緊張感も出てきて、いい状態で入れる。

 ―相手の印象や警戒する選手は。

 東 エースの野田皇志君や一ノ瀬翔舞君。打者も1~3番にいい打者がそろっているので、まとまったいいチームという印象。

 川崎 竹下海斗君という核となる投手がおり、足の速い選手や長打が打てる選手がいる。走攻守とも高いレベルでバランスが取れたチーム。

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 ―鍵を握る選手は。

 東 無駄な失点を防ぎたいので竹下、米田涼平、東川太紀の投手陣がどう踏ん張ってくれるかが鍵となる。

 川崎 低反発バットで点が入りにくいので、投手陣が失点を少なくできるか、継投のタイミングも含めて鍵。

 ―理想の試合展開は。

 東 ロースコアで最後の1点をもぎ取って勝ち上がりたい。打力があるチームではないのでミスを少なくし、ミスが出ても全員でカバーし、失点を抑えたい。

 川崎 3点以上取られると勝ち目はないと思っている。後半まで競って勝機を見いだせるよう、試合の入りをきっちりしたい。

 ―1回戦への意気込みを。

 東 うちは3年連続1回戦敗退。今年はある程度動ける準備はしてきたつもり。何とか1回戦を勝ち上がりたい。

 川崎 やってきたことをどれだけ出せるか。春は失敗を恐れずできる大会でもある。思い切ってやらせたい。

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春の甲子園2024初戦の対戦カードと試合日程

3月18日(月)1日目

第1試合 八戸学院光星(青森)-関東一(東京)(午前10時半) 第2試合 田辺(和歌山)-星稜(石川)(午後1時) 第3試合 近江(滋賀)-熊本国府(熊本)(午後3時半)

3月19日(火)2日目

第1試合 豊川(愛知)-阿南光(徳島)(午前9時) 第2試合 敦賀気比(福井)-明豊(大分)(午前11時半) 第3試合 学法石川(福島)-健大高崎(群馬)(午後2時)

3月20日(水)3日目

第1試合 創志学園(岡山)-別海(北海道)(午前9時) 第2試合 山梨学院(山梨)-京都外大西(京都)(午前11時半) 第3試合 耐久(和歌山)-中央学院(千葉)(午後2時)

3月21日(木)4日目

第1試合 宇治山田商(三重)-東海大福岡(福岡)(午前9時) 第2試合 広陵(広島)-高知(高知)(午前11時半) 第3試合 京都国際(京都)-青森山田(青森)(午後2時)

3月22日(金)5日目

第1試合 神村学園(鹿児島)-作新学院(栃木)(午前9時) 第2試合 大阪桐蔭(大阪)-北海(北海道)(午前11時半) 第3試合 愛工大名電(愛知)-報徳学園(兵庫)(午後2時)

3月23日(土)6日目

第1試合 日本航空石川(石川)-常総学院(茨城)(午前9時)

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