<AWE2024>日本進出23年目の中国白物家電メーカー、シェアトップに立ち突き進む

上海で14日から17日まで開催された2024中国家電・消費電子博覧会の会場で15日、ハイアール・グループ副総裁で日本地域CEOを務める杜鏡国氏が中央広播電視総台記者の取材を受けました。

上海で14日から17日まで開催された2024中国家電・消費電子博覧会(AWE)の会場で15日、ハイアール・グループ副総裁で日本地域CEOを務める杜鏡国氏が中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)記者の取材を受けました。

同グループは2002年に日本市場に進出しました。それまでの中国家電業界にとって、日本は参考にすべき対象でした。そこへの進出は、中国家電業界が自主イノベーションへの転換を完了させたことを象徴する出来事といえます。今や、日本における白物家電の総合シェアが17.5%に達し、業界トップとなっています。

杜副総裁は、「われわれは一貫して『走上去(直訳すると“上へ進む”。同社の戦略上のスローガンの一つで、ハイエンド化を進めることを示している)』という戦略的配置を堅持している」と強調しました。2012年に日本市場でのダブルブランド運営モデルを形成したことも、その戦略に基づいているということです。

杜副総裁はまた、「現在、われわれのブランドは日本の家電市場のトップグループに向けて突き進んでいる」と説明しました。

さらに、日本でのローカライゼーション(現地化)について、「非常に重要なポイントだと考えている。日本の消費者に合わせた製品のローカライズも、経営陣のローカライズも、どちらも必要だ」と示した上で、現在は日本市場向けの冷蔵庫と洗濯機の研究開発センターを2カ所設立していると紹介しました。同センターの開発製品は、日本市場の習慣やニーズに完全に基づいて設計されているということです。(提供/CRI)

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