3月16日に日本テレビ系土曜ドラマ『新空港占拠』の最終話が放送された。本作は、獣の面をかぶった武装集団が占拠した新しい国際空港『かながわ新空港』で、神奈川県警捜査一課の武蔵三郎（櫻井翔）が人質救出と、鬼以上に危険な“けもの退治”に挑むタイムリミット・バトル･サスペンス。
（※以下ネタバレ含みます）
「全員、皆殺しだ」――暴走を始めた大河（ジェシー）が、空港から人質全員を奪って逃走を図った。空港を抜け出した悠月（高橋メアリージュン）は、大河の後を追う。
一方、武蔵（櫻井翔）は身柄を拘束した獣から、大河の行き先と目的を聞き出す。それによると、大河は“かながわ新空港促進協議会”が開かれているホテルへと向かっているという。会場を占拠し、爆破するのが目的だったのだ。「祭りの時間だ」―。計画通り、ホテルを占拠した大河は総会に参加したメンバーを人質に取りそこから配信を始めようとする。
和泉（ソニン）が丹波（平山浩行）に大河の暴走を止める方法を尋ねると、大河は人質を殺す様子を世間に見せることにこだわっているため、配信を切ってしまえば人質を殺すことはないという。
武蔵と悠月がホテルへ到着すると、配信が始まった。「悪の元凶を全て断ち切る」―。大河が言うには、協議会の真の目的は、空港の地下にある貴重な物質、ネオメタンのもたらす莫大な利益を山分けすることらしい。そしてその全ての黒幕である山猫の正体をついに口にする。山猫の正体は…武蔵二葉（奥貫薫）…。「姉貴が…！？」驚く武蔵の前で、その事実を認めた二葉は、国を守るこのMプロジェクトのためなら多少の犠牲は仕方ないと告白する。たとえ兄の健一の命でさえ…。
ここで、これまで謎だった山猫がなんと二葉だったことが判明。この衝撃の事実にSNSでは「嘘だろそんなんわからんやん」「北見議員だと思っていたからまさか武蔵二葉さんだったなんて……」「登場人物の中で消去法で行くと二葉姉さんかな？とは思っていたけど…」
など驚きのコメントが寄せられていた。
配信の中で大河は、山猫だった二葉を目の前で殺せと、悠月に命じる。「お前もケダモノになれ…」もし時間以内に殺さなければ、妹・紗季（宮本茉由）の命はない…。しかし指揮本部は時間ギリギリで大河の配信を切ることに成功し、“すべてを世間にみせる”ことが目的だった大河は紗季に向けていた銃を下ろすはめに…。
その隙を見て警察が突入し、爆弾のスイッチも切ることに成功。それでもあきらめない大河は、今度は裕子（比嘉愛未）に銃を向けるが…その時、背後から悠月に撃たれてしまう…！
「私がケダモノを生んだ…だから私がお前を葬る」と悠月。大河はその場に崩れ落ちて―。
このシーンでの反応は特に盛り上がりを見せ、「大河ぁぁぁ！！！！嘘だろぉぉぉ！！」「大河くん…罪を償って、幸せに生きてほしかったのに……」などショックを受ける声の一方、「魂の抜けた大河の目にゾクゾクした…」「セリフがないのにインパクト大 震える」「大河くんのラスボス感すごかった！！」などジェシーの怪演にも注目が集まっていた。
騒ぎはおさまったかのように見えたが…隙をついて二葉が外へ飛び出し、銃を自分の頭に向け、自殺しようとする。「ずっと嘘をついていてごめんなさい」そう武蔵に謝罪する二葉。そんな姉に武蔵は「俺は姉貴の全てを受け入れる。だから生きるんだ…」と許して―。
獣は全員逮捕され、Ｍプロジェクトも白紙になり、前代未聞の空港占拠事件は幕を閉じた。武蔵と裕子に再び平穏な日常が戻り、一件落着と思われたが、ラストシーンであの人物が動き出した。「ありがとうございました、助けていただいて」。とある屋上に、なんと拘置所から脱走した“青鬼”こと大和（菊池風磨）の姿が…！不気味にほほ笑む大和が歩き出したところでドラマは終了した。
この不穏なラストにSNSは騒然となった。さらに公式アカウントが大和の後ろ姿の写真に「………end？」という一文をつけて投稿したことで「ん？まだ、終わらないの！？どういうこと！？」「これ続編ありそうな感じ？の終わり方？？」「続編はドラマ？映画？」などの声が。
ほかにも「まだまだ余韻から抜け出せそうにもありません」「ロスえぐい」「最終回終わったのに考察脳が止まらない」「変わらずTVerを見て考察を続けています」など、ドラマが終わった後も、余韻に浸る人たちの声はまだ続きそうだ。
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