しらせ、豪州フリマントル入港 隊員、21日に空路日本へ

久しぶりに街並みを目にし、笑顔を見せる南極観測隊員=18日、オーストラリア・フリマントル(南極観測隊同行記者撮影)

 【フリマントル(オーストラリア西部)=南極観測隊同行記者】第65次南極観測隊(橋田元隊長)と第64次越冬隊(樋口和生隊長)を乗せた観測船「しらせ」は18日、寄港地のオーストラリア西部・フリマントルに入港した。隊員たちは帰国の準備を進め、21日に空路で日本に戻る。

 「しらせ」は17日夕にオーストラリア沖に到着し、18日午前10時半(日本時間同11時半)ごろにフリマントルに入った。甲板で入港の様子を見守っていた隊員は、久しぶりに目にする街並みに笑顔を見せた。

 先月14日に南極・昭和基地を後にした「しらせ」は、アムンゼン湾やトッテン氷河沖で観測を行い、今月12日に南極圏を離れた。

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