【速報】PM2.5、埼玉県南中部で高濃度予測 県が注意喚起「不要不急の外出、屋外の激しい運動控えて」

PM2.5、県南中部で高濃度予測 県が注意喚起

 埼玉県は18日午後5時半、県南中部地区で大気中の微小粒子状物質(PM2.5)濃度が高くなると予測されるとして、不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動などを控えるよう注意喚起した。呼吸器や循環器の疾患がある人や子ども、高齢者は影響を受けやすく、体調の変化に注意が必要という。

 対象はさいたま市、川口市、上尾市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、伊奈町。

 大気監視測定所のさいたま市宮原局では18日午後5時に1立方メートル当たり91マイクログラムを測定した。健康への影響が懸念される指標値は日平均70マイクログラム。

 県大気環境課によると、注意喚起の基準は3時間平均が70マイクログラム以上となることなどがあり、18日朝や正午には基準値未満だった。

 県が注意喚起を出したのは2014年6月以来約10年ぶり。同課は「PM2.5の濃度が持続的に高くなるのは珍しく、特に今回は急激に上昇した」と説明している。

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