弁護士会が再発防止要望、長野 刑務所の男性凍死疑い

 長野県弁護士会は18日、長野刑務所(同県須坂市)で昨年10月、60代の男性収容者が低体温症で凍死した疑いがあるとして「極めて痛ましい事件であり、絶対に起こってはならないこと」とする談話を発表した。立憲民主党の牧山弘恵参院議員らも18日、男性の居室などを視察した。

 捜査関係者や刑務所によると、男性は昨年10月30日午前6時40分ごろ、呼びかけに反応せず、午前7時35分に死亡が確認された。県警が司法解剖した結果、低体温症で凍死した疑いがあることが判明。刑務所は死亡を公表した際「病死の可能性がある」と説明していた。

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