「細胞たちがうずきはじめて、落ち着けと」練習初日から熱量マックスの長友佑都。味方にも「最初はちょっと距離を取られましたが…」

2024年3月18日、北中米ワールドカップのアジア2次予選で北朝鮮と戦う日本代表が千葉県内でキャンプをスタートさせた。カタール・ワールドカップ以来の復帰となった長友佑都は、朝の4時か5時に目が覚めたという。

「細胞たちがうずきはじめて、落ち着けと。一旦落ち着けと細胞たちに言ったんですけどね。それぐらい僕は楽しくて仕方がない」

久しぶりに代表ウェアを身に纏った感想を訊かれた長友は、「八咫烏さんと縁があるなと。不思議なことにまたこの厳しい戦いの中で帰ってくれた、そして日の丸を背負える誇りみたいなものがわいてきます」

あと代表戦10試合で遠藤保仁の152キャップに並ぶ。「ヤットさんを超えたいと常に言ってきたので、そこは目指します」という長友の豊富な経験がチームにプラスをもたらしそうだ。

「長い4年間の中で良い時だけじゃなくて、難しい時が来るなと。そんな時に自分自身は『長友が必要だ』というための準備はしてきた。これまで代表で15年間プレーさせてもらっていますが、良い時じゃなくて苦しい時こそ盛り上げる、メンタルの強さは必要だと感じている。そのメンタリティの部分は誰よりも強いとは言わないけど、コントロールはできるなと」

練習初日から熱量マックスだった長友。「僕のこの熱に(周りが)引いていて、最初はちょっと距離を取られましたが、練習をして心が近づいた。ここからさらにグッと入っていくかと思います」とコメントしていた。

長友のメンタルの強さと熱量が、日本代表の新たなパワーとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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