能登にも届け…震災からの復興願いコンサート 合唱団と子どもたちの歌声響く 福島・大熊町

震災からの復興を願うコンサートが16日、福島県大熊町で開かれ、震災をきっかけに結成した合唱団と子どもたちが素敵な歌声を被災地に響かせました。

16日、東日本大震災からの復興を願い、大熊町の義務教育学校「学び舎ゆめの森」で開かれたコンサート。主催した「心に花を咲かせよう合唱団」は、震災があった2011年に当時の音大生らで結成され、被災地に歌声を届けてきました。

今回のコンサートは、学び舎ゆめの森の児童も、合唱団とともに2曲を披露します。児童たちは、合唱を通して地元・大熊町だけでなく、能登半島地震の被災地へも思いを馳せます。

児童「能登半島地震の人たちを助けようって気持ちを込めて歌いたい。聴いてくれたら嬉しい」

合唱団は、「ふるさと」や「上を向いて歩こう」など10曲を披露。そしていよいよ、子どもたちもステージへ。コンサートを締めくくるのは、復興を願い、作られた合唱団のオリジナル曲「翼になれ」です。

来場者「とても心に響いてよかった。町民に勇気を与えたと思う」

児童「震災で被災した方々も来てくれて、嬉しい気持ちで歌えた。楽しく歌えたと思う」

心に花を咲かせよう合唱団・福永一博団長「この伸び伸びとした素敵な環境で育ち、将来、町を支えていくような人に育ってもらえたら良い。そこにきょうの経験が少しでも糧となって活かされていったら、これ以上ない喜び」

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