「本当に覇気がなかった」外からシンプルにアジアカップの日本代表を見て、長友佑都は何を感じたか。チームが持つ怖さとは?

2024年3月18日、日本代表の練習初日にカタール・ワールドカップ以来の復帰となった長友佑都に訊いてみた。「外からシンプルにアジアカップの日本代表を見てどう思いましたか」と。

長友は「どう思った…」と反応しつつ、次のように述べてくれた。
「元気ないなと。覇気も。アジアカップが始まる前まで生き生きしていて、躍動していて、意欲も覇気もあって、今の代表は本当に強いなと思いながら見ていたんですけど、アジアカップは本当に覇気がなかったと。何か影響かは分からないですけど。そういうのも何かひとつ歯車が合えばまたガラッと変わっていくし、歯車が合わなくなればアジアでも勝てなくなると。チームというのはそういう怖さを持っている。

ただ、良い雰囲気、勝つチームの雰囲気はある程度、ワールドカップ出場4回の経験とか、いろんな部分で根拠みたいなものはあリます。なので、(それを活かして)良い雰囲気を作りたいです」

豊富な経験を基にどんな雰囲気を作るか。長友にはムードメーカー的な役割も期待したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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