4試合で計3得点。「中央でもう少し連動していく部分とか...」横浜FC指揮官が語る攻撃の改善ポイント

今季初の黒星。横浜FCは3月16日、J2第4節で栃木と敵地で対戦。0-1で敗れた。

開幕から2戦連続でドロー、3節・山形戦は2-0で欲しかった白星を掴んだが、連勝はならなかった。

栃木戦の敗戦を、四方田修平監督は「深く受け止めなければいけない」と神妙に語りつつ、「ただ負けたで終わらせずに、こういう教訓は次に活かしていかなければ、負ける意味はないと思います。負けたことさえプラスに変えていかなければいけない」と表情を引き締める。

中3日で5節・群馬戦が控えている。タイトな日程だが、四方田監督は「個人的には、負けたあとはすぐに試合をしたい気持ちが強いので、連戦でありがたい」と切り替えている。

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4試合を終えて、総失点はリーグで2番目に少ない「2」。アグレッシブかつ連動性ある守備は高い強度を誇る。一方の総得点は「3」。攻撃面はやや迫力を欠いている。指揮官は現状をどう見ているのか。

「中央でもう少し連動していく部分とか、クロスは比較的、数としては上がっていると思いますが、それがなかなかシュートや得点になっていかない。もう一工夫であったり、もうひとつ精度を上げていくためのことは考えていかなければいけない」

フィニッシュに至るまでの過程をよりブラッシュアップしたい。

「クロスも困ってあげるのではなくて、極力、サイドをしっかり突破できる状況を増やしていくことが、よりゴールにはつながると思います。ペナの中に侵入してからのクロスの回数は、もう少し増やしていけるように。そこに至る前の組み立ても含めてですけど、改善していく必要があると思います」

いかにゴールをこじ開けるか。群馬戦でその成果を見せたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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