警察署に生卵、集団暴走も 容疑で中高生ら11人逮捕・書類送検 茨城県警

捜査車両のドライブレコーダーに記録された少年たちの暴走行為(県警提供)

警察を挑発する「マッポゲーム」と称して茨城県警土浦署敷地内に生卵を投げ込み、信号無視や蛇行運転をしたとして、同署と県警交通指導課は18日までに、威力業務妨害や道交法違反(共同危険行為)などの疑いで、当時14~17歳の中高生ら少年9人を逮捕し、17歳と18歳の高校生ら少年2人を水戸地検土浦支部に書類送致した。県警によると、中高生らは「パトカーとの追いかけっこが楽しかった」と供述しているという。

11人の逮捕・書類送検容疑は昨年11月29日午前3時41分ごろ、同県土浦市立田町の土浦署の施設やパトカーなどに生卵1パック分(10個)を投げ込み、同署の業務を妨害した疑い。このうち9人は同47分ごろ、バイク6台に分乗し、市内の国道などで約500メートルにわたり、集団暴走した疑い。全員が容疑を認めている。

県警によると、11人は同級生や知人同士。逃走中、少年1人が落車し、軽傷を負ったという。

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