「この6人で良かった」77年の歴史に幕 長野・七二会中学校で最後の卒業式 生徒数の減少などで閉校

七二会中学校(長野市)

生徒数の減少などで今年度で閉校する長野市の七二会中学校。18日、卒業式と閉校式が行われ、最後の卒業生6人が学び舎をあとにしました。

長野市の七二会中学校で行われた卒業式。3年生6人が卒業証書を受け取りました。学校にとって最後の卒業生です。

卒業生・前島あゆみさん:
「寂しい気持ちもありますが、最後の卒業生として今まで過ごしたことは私たちの誇りです」

77年前の1947年に開校した七二会中学校。多い時には全校で300人ほどの生徒がいましたが、生徒数の減少を受けて2021年に閉校が決まりました。

2年前から、新入生は近隣の中学校に進学するようになり、最後の1年間は6人で学校生活を送ってきました。

♪「旅立ちの日に」

卒業式のあとには地域住民が参加し閉校式も。全員で校歌を歌い、思い出の校舎との別れを惜しみました。

校旗を返納―

教職員に見送られ学び舎をあとにした6人。春からは、それぞれの道に進みます。

卒業生・塚田信介さん:
「数えきれないくらい楽しい思い出があって思い出しきれない」

卒業生・青木優衣さん:
「最後の卒業生がこの6人で良かったなと思う。自分をしっかり持って高校生活を送りたい」

6人の卒業生:
「6人でつづる最高で最後の1ページ!」

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