鳩山元首相、ナワリヌイ氏は「自然死」と殺害説否定のウクライナ国防省高官の発言に「事実なのだろう」

鳩山由紀夫元首相が18日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ロシア北極圏の刑務所で2月16日に死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏の死因について、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長が同25日に「血栓症による自然死」と発言したことを受け、「事実なのだろう」との見解を示した。

プーチン政権と対立してきたナワリヌイ氏は、過去の経済事件などで懲役刑となり、昨年12月に北極圏の過酷な環境下にあるヤマロ・ネネツの刑務所に移送された。当局発表によると、2月16日に刑務所内で散歩の後に気分が悪くなったと訴えて急死したという。

鳩山氏は「北極圏刑務所で獄死したナワルヌイ氏について、バイデン大統領は『死の責任はプーチンにある』と述べ、多くの日本人も殺されたと信じている。ところがロシアと戦っているウクライナの国防省情報総局長が『彼は血栓で死亡。自然死だ』と述べた。敵が不利な嘘をつくはずも無いので、事実なのだろう。(原文ママ)」と投稿した。

ナワリヌイ氏の急死を巡って「ロシア当局が意図的に殺害した」との見方もあったが、ブダノフ氏は記者団に対し「失望させるかもしれないが、彼が血栓症で亡くなったことがほぼ裏付けられた。残念ながら自然死だ」と殺害説を否定していた。

鳩山氏の投稿に対し、Xのユーザーからは「そうかな〜?」「検死できたわけじゃないんだから事実は不明のままでしょう」「できれば、情報元も提示してほしいです」と懐疑的な声もあった。

(よろず~ニュース編集部)

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