札幌の路線バスが再び大幅減便 4月から「じょうてつバス」86便減…運転手不足と“2024年問題”が直撃 利用者「今でも1時間に1本なのに」

また、大幅な減便です。「じょうてつバス」は4月1日以降の夏ダイヤの時刻表を発表しました。札幌市内で運行する86便が減便となります。慢性的な運転手不足と、4月から運転手の時間外労働が制限されるいわゆる“2024年問題”によるものです。「じょうてつバス」では2023年10月と2024年2月に、あわせて97便減便しています。「今でさえ1時間に1本なのに、それがまた減ってしまうと不便」(バスの利用者)「スーパーがあちこちにあるわけではないので、買い物に行く本数が減るのが大変。前回の減便はこの付近では夜の便だけだったが、昼も減便になると大変」(バスの利用者)今回のダイヤ改正では、路線の統廃合も行われます。地下鉄真駒内駅から川沿1条1丁目を経由して、中の沢を結ぶ全便を廃止。真駒内駅と東海大学前を結ぶ一部の便を、中の沢まで延伸します。

じょうてつバス ダイヤ改正

さらに…。「4月からのダイヤ改正では一部廃止となる便があり、それに伴い豊平区役所前を含む4つの停留所がなくなります」(新崎 真倫 記者)地下鉄中の島駅前と豊平区役所前を結ぶ路線が廃止されることから、4か所のバス停がなくなるのです。減便は「じょうてつバス」だけではありません。4月1日からのダイヤ改正で「北海道中央バス」も、札幌市内を運行するバス約230便の減便を決めています。

減便はじょうてつバスだけではない

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