島根県 新型コロナのコールセンター廃止へ 3月末、クラスター公表も

島根県庁=松江市殿町

 新型コロナウイルスの治療や医療提供体制に関する公費支援を国が3月末で終了することに合わせ、島根県が18日、感染が疑われる人のサポートとして設置している健康相談コールセンターを廃止すると発表した。クラスター(感染者集団)の発生状況の公表も取りやめる。

 コールセンターは県内7保健所を受付先とし、症状などを聴き取って、かかりつけ医に相談することなどを助言していた。4月以降は医療機関が他の病気と同じように相談対応する。

 クラスターや入院患者数などの公表を取りやめる一方、定点医療機関で確認された患者数は引き続き、毎週水曜日に県感染症情報センターのホームページ(HP)に掲載する。

 県感染症対策室の田原研司室長は「新型コロナを含めた感染症の状況を注視し、流行に応じて注意喚起するなど、必要な対応をしていく」と話した。

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