37歳DF長友佑都の“ギラつき”! 溢れんばかりの意欲「年齢はただの数字。気持ちは誰よりも若い」

日本代表のDF長友佑都(FC東京)が、18日にメディア対応を行なった。

2022年11月のカタールW杯以来、約1年3カ月ぶりに長友佑都が日本代表に戻ってきた。国内組4名と一部の海外組が参加した初日の練習後、同選手は「みんな揃っていないので、雰囲気は感じづらい部分もあります。僕自身は久々の代表で、今日も4時か5時ぐらいに目が覚めて、細胞たちが疼き始めている。『一旦、落ち着け』と細胞たちに言ったので(笑)。とにかく、楽しくて、仕方がないです」と高揚感を語った。

FC東京で38歳になるシーズンを迎えたが、開幕から4試合全てに先発出場している長友。FIFAワールドカップ26アジア2次予選の分水嶺での、代表復帰となったことについては「ちゃんと、自分がFC東京でやっていることが評価されたのかなと。後は、経験は誰よりもあるので、そういう部分も呼ばれた理由だと思います」と告白。続けて「正直、誰よりも若い自信があります。実際にコンディションも良くて、20代の頃のように走れている。年齢は37、38になりますけど、本当にただの数字。気持ちは誰よりも若いですし、動けているからこそ呼ばれたはずです」と意欲を燃やした。

“史上最強”の日本代表と謳われながらも、失意の準々決勝敗退となったアジアカップ後初の代表活動となる今回、長友は「4年間の長い中、良い時期だけじゃなくて、難しい時期もやってきます。そんな時に、長友が必要だと言ってもらえるように準備をしてきた。代表で15年間プレーしてきましたけど、苦しい時こそ盛り上げるメンタリティというものが必要だと感じていますし、そこの部分は自分は誰よりも強いというか、コントロールができます。経験上、そこは思えるので、悪い時こそ長友が必要だという存在でいたい」と明かした。

日本代表として4度のワールドカップに出場するなど、国際Aマッチ通算142試合に出場している長友は、歴代1位の遠藤保仁氏の記録にまであと10試合に迫る、2位につけている。同選手は「ヤットさん(遠藤氏の愛称)には、常に超えたい存在であると言ってきたので、そこも目指します」としつつ、「5回目のW杯に行きます。それは決めていること。最終的な判断は森保さんですけど、自分のイメージの中では行くと決めています。そのために努力しているし、逆算して色んなことに取り組んでいる最中です」と不退転の決意を示している。

今回のワールドカップ・アジア2次予選では、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表との2連戦になる日本代表。21日に国立競技場で、26日には北朝鮮・平壌で対戦する。

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