【ソウルシリーズ展望➀】ダルビッシュが自身4度目の開幕戦へ! 対するは203センチの快速右腕

MLB史上初となる韓国での開幕戦を迎えるパドレスとドジャース。ナ・リーグ同地区の対決とあって、エキシビション・ゲームが大いに盛り上がっているが、待ちに待った開幕戦が2日後に迫っている。その開幕戦で先発マウンドを託されたのはパドレスのエース、ダルビッシュ有。そして、対するドジャースは新加入のタイラー・グラスノーがマウンドに上がる。

パドレスのホームゲームとして行われる開幕戦で最初にマウンドに上がるのが、エースのダルビッシュ有。レンジャーズ時代の2017年、パドレス移籍後の2021年、22年に続き、田中将大と並ぶ日本人投手最多となる4度目の開幕投手を務める。

気になるドジャースとの対戦成績は、これまで12試合に先発して4勝5敗、防御率2.38。2023年は2試合に登板して1勝0敗、防御率1.98。9安打4失点1本塁打10三振と強豪相手に安定した投球を見せた。

初回から登場するムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、そして大谷翔平のMVPトリオとの対戦は、ベッツは31打数で被安打6の被打率.194と抑えているが、フリーマンに対しては28打数で8安打を許している。そして大谷とは、これまでニアミス続きで今回が初の対戦となる。

対するドジャースの先発は、昨年12月にレイズからトレードで加入したタイラー・グラスノー。2021年に開幕投手を務め、今回が3年ぶり自身2度目の大役となる。

グラスノーがパドレスと対戦したのはパイレーツ時代の2018年、中継ぎでの3試合のみだが、その後は先発に転向し、2022年のトミー・ジョン手術から2023年5月の復帰後は実力を発揮して10勝を挙げた。

それぞれの持ち味は高い奪三振力だ。ダルビッシュは昨年、シンカー、スイーパー、スライダー、4シーム、カーブ、カッター、スプリッター、チャンジアップと8種類もの球種で打者を翻弄し、141個の三振を奪った。対するグラスノーは、203センチの長身から投げ下ろす100マイル(約161キロ)超えの4シームと高速スライダー、縦に大きく割れるカーブで打者を圧倒し、162個の三振を奪った。

ドジャースとパドレス、両チームとも強力打線を誇るが、投手戦は必至だろう。2人の投手が見せる奪三振ショーが韓国のMLBファンを魅了するに違いない。そして何と言っても、ダルビッシュ対大谷の初対戦も見逃せない。ともに北海道日本ハムファイターズでキャリアをスタートさせ、背番号「11」を背負うなど、共通点も多い2人。WBCで侍ジャパンを優勝に導き、日本中を熱狂させた2人のスーパースターはどんな闘いを見せてくれるのだろうか。その世紀の対決を心から楽しもう。

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