失意のアジア杯から1カ月半…板倉滉は再び立ち上がる「『あの経験があって良かった』と思えるようなキャリアを歩んでいきたい」

日本代表は18日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表戦に向け、千葉県内で始動した。

板倉滉は帰国まもないこともあり、ピッチには姿を見せず、室内での調整となった。1月に行われたAFCアジアカップ、板倉は準々決勝のイラン代表戦で決勝点となるPKを与えてしまい、悔しい思いを持って大会を終えた。「危機感を持って帰ってきています。アジアカップで悔しい思いをしましたけど、『あの経験があって良かった』と思えるように。そこは常に意識してやっています」と力強く宣言。「申し訳ないという気持ちはありますけど、次の日は来る。そこで立ち止まるわけにはいかないですし、前に進まないといけない。『あの経験があって良かった』と思えるようなキャリアを歩んでいきたいと思っています」と切り替えたことを強調した。

アジアカップではロングボールを主体としたスタイルに苦戦し、次戦の相手である北朝鮮も同様の“日本対策”に打って出る可能性がある。「まずは1対1で負けないこと。戦うこと。チームとして試合の流れを掴めなかったことは事実なので、そこはもう一度コミュニケーションを取っていきたい」と板倉。「W杯優勝という目標はブレることありません。アジアカップの成績では見ている人たちに無理だと思われて当然だと思います。ただ、自チームに帰ってからのみんなの活躍を見ても前進している。危機感を持って戦っていることは伝わってきます。自チームにやっていることを日本代表で発揮できるように、短い時間で良い準備をしてどんな相手でも倒せるようにしたい」と意気込んだ。

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